強竜打線復活のキーマン!?和田一浩氏が秋季練習視察

 26日、来季中日ドラゴンズの1軍打撃コーチ就任が決まっている和田一浩氏(50)がナゴヤ球場で行われている秋季練習の視察に訪れました。

 ドラゴンズは、今季のチーム本塁打が62本と断トツでの最下位。そんな長打力不足に悩む強竜打線の復活を託されたのが和田氏です。

 和田氏は2008年から2015年までドラゴンズでプレーし、19年の現役生活で通算打率.303、319本塁打を放った右の強打者。

 正式契約を前に立浪監督から「秋季練習で取り組むべき方向性を早く(選手たちに)示してあげてほしかった」と今回の視察が実現しました。

 早速グラウンドでは、シーズン中から映像をチェックしていたというレビーラに身振り手振りを交えながらアドバイスを送りました。

 その後は室内練習場に移動し、今年7月に行った左膝前十字靭帯再建手術から復帰を目指す石川昂弥選手(21)に約45分間のマンツーマン指導。そこには立浪監督も加わり、時折談笑しながらコミュニケーションを図っていました。

 立浪監督は和田新打撃コーチの手腕に期待を寄せると共に、石川昂に関しては焦らぬように「おそらく開幕に間に合わせるのは厳しい。まずは1シーズン戦える体を作ってほしい。将来的に四番を打ってほしい選手ですから」と語りました。

 和田氏も石川昂について、「彼がこれまでやってきたことが一番大事な部分。そこに自分の持っている知識をプラスしてあげられるようにやっていきたい」と意気込みは十分。

 和田氏は、11月の沖縄秋季キャンプも視察予定です。

【動画】石川昂弥選手に指導する和田新コーチの様子はこちら