2021年3月、名古屋市の女子中学生(当時13)が自殺した問題で、6日、いじめの有無などを再調査する第三者委員会が開かれました。

 名古屋市が開いた学識者や弁護士らによる「いじめ問題再調査委員会」は、2021年3月、名古屋の市立中学に通う当時中学1年(13)の女子生徒が自殺した問題について再調査する目的で設けられました。

 学校でのいじめに関する再調査委員会を常設とする条例が11月議会で可決されてから、委員会が開かれるのは初めてです。

 6日の初会合では、調査の進め方などについて意見交換が行われ、委員長に就任した細野優子弁護士は「ご遺族の気持ちに寄り添い公平中立な立場から再調査すべきポイントを検討していきたい」と話しました。

 別の第三者委員会による去年7月の調査結果では、同学年のLINEグループでのやりとりがいじめと認定された一方、自殺との関連については「いじめが直接の原因ではない」などとされていて、女子生徒の遺族は、同級生らが今年の春に卒業するまでに再調査するよう市に求めていました。