名古屋市でPTAの「入退会自由」を前提とした運営を求めるガイドラインがつくられました。

 名古屋市立の小中学校のPTAによる協議会は12日、それぞれの学校の役員が活動の参考にできる「運営ガイドライン」を初めて作成しました。

 ガイドラインでは、PTAは強制ではない任意加入の団体だと改めて示したうえで、「『入退会自由』を前提に、加入したいと思ってもらえるあり方を工夫し、入会しない人もいることを前提とした運営が必要」などととしています。

 PTAをめぐっては入会の意思確認が明確ではなく、子供の入学と同時に事実上自動的に加入とされるケースもありますが、ガイドラインには「入退会届」のひな型やPTAで個人情報を扱う際の規則の例なども盛り込まれています。

名古屋市PTA協議会の高橋会長:
「これからのPTAは、入退会が自由であるということを前提としたうえで、加入したい・参加したいとなるべく多くの人に思ってもらえるような魅力的なPTA活動を目指した工夫が必要」

 協議会は、このガイドラインを近くネットで公開し寄せられた意見を反映したうえで、各学校のPTAにも冊子にして配る予定です。

 東海テレビ「かわるPTA」で取材を続けています。pta@tw.tokai-tv.co.jpまでご意見・情報をお寄せください。