1月20日は「大寒(だいかん)」で、1年で最も寒くなる時期を迎えました。日本列島は来週、10年に1度とされる「最強寒波」に襲われる可能性があります。

 北極を中心とした上空5000m付近の寒気を見ると、日本側に寒気が寄っているのがわかります。ロシアの極東「サハ共和国」では、前日19日に氷点下62.7℃を観測しました。

 ヨーロッパ付近の高気圧が北極付近の寒気を押し出し、日本側に寄る要因となっています。

 20日午後9時には氷点下6度以下の寒気が日本に入り込み、21日の土曜と22日の日曜には解消され、23日月曜は雨の降る地域が多くなるとみられますが、24日火曜午後9時の段階になると、東海地方を含む日本の多くの地域が氷点下12度以下の寒気に覆われる見込みです。

 氷点下12度以下の寒気は、平地でも大雪が降る目安となる寒気で、積もる可能性もあります。

【動画で見る】氷点下12度以下の寒気が…『10年に1度の最強寒波』予想される日本列島への影響 平地でも積雪の可能性

 気象庁は「早期天候情報」を出し、岐阜県の山間部は大雪への警戒を呼びかけています。25日頃からの5日間の平均で平年の2倍以上の雪が降る予想です。

 23日の月曜から27日の金曜にかけては、記録的な寒波が見込まれていて、24日火曜から岐阜県の山間部で大雪、平地でも雪が積もる可能性があります。

 また24日の火曜から26日の木曜は、交通機関に影響が出る可能性もあります。