名古屋市昭和区の鶴舞公園では、24日午後6時から桜のライトアップが始まりました。2023年からは提灯ではなく、下から照明を当てることでより幻想的な光景になっています。多くの人が花見に訪れる鶴舞公園の1日を取材しました。

 ソメイヨシノが七分咲きとなっている名古屋の桜の名所・鶴舞公園。24日は平日にもかかわらず、午前中から多くの花見客で賑わいました。

 朝7時半に来たというスーツ姿の人もいました。

会社員の男性:
「(夜桜の)場所取りです。4〜5年ぶりぐらいになるのでみんな楽しみにしています。もうぐでんぐでんに、明日は休みなので」

 無人での場所取りはルール違反になるため、同僚が合流する夜までここで待つそうです。

 鶴舞公園では24日から「花まつり」もスタートしました。40台ほどのキッチンカーが並んでいます。

【動画で見る】会社の花見で朝から“場所取り”も…名古屋の桜の名所・鶴舞公園で「花まつり」始まる 満開予想は3/26

店の人:
「キッチンカーはコロナに関しては、この期間本当にお手上げ状態でしたね。相当期待していますよ」

 コロナルールの緩和で食べ歩きもOKとなり、賑わいました。花見酒も4年ぶりに解禁となり、生ビールが次々と出ていました。

 4年ぶりに戻ってきた日本の花見らしい光景ですが、公園ごとにルールがあります。

(リポート)
「新型コロナの流行前は宴会スポットとなっていたこちらの桜林、囲いで覆われて中に入ることは禁止となっています」

 夜桜の下で楽しむ宴会スポットとして人気のスペースでしたが、2023年は木の保全のため、根っこなどを踏まないように立ち入りが禁止されました。散策通路を立ち止まらず、歩きながらであればOKだそうです。

 桜も見える芝生広場の広いエリアでは、20平方メートル以内ならレジャーシートを敷いてお弁当を楽しむことができます。

 24日の名古屋は、最高気温は24.1度と気持ちの良い暖かさに。朝から場所取りに来ていた男性もうたた寝していました。

 女子サッカー・なでしこリーグ1部「朝日インテック・ラブリッジ名古屋」の選手たちも、桜に誘われ練習後に訪れていました。

市川実季選手:
「今週でめっちゃ咲いたので、散らないでほしいなって思います」

 名古屋市によると、鶴舞公園の満開予想は26日だということです。