週刊誌報道で、岐阜県岐南町の小島英雄町長に複数の職員への「セクハラ疑惑」が浮上しました。小島町長は18日の会見で、一連の行為に「セクハラの認識はなかった」と釈明しました。

小島岐南町長:
「町民をはじめ、多くの関係者の皆さま方に大変お騒がせしましたことを、まずもって深くお詫び申し上げます。一つ一つ丁寧に説明していこうと思っておりますので、よろしくお願いいたします」

 会見の冒頭、そう切り出した岐南町の小島英雄町長(73)。7期にわたり町議を務め、3年前の町長選で初当選しました。

 18日に配信された週刊誌のオンライン記事で、複数の女性職員に「下半身を触る」「胸元が開いた服装で前屈みにさせる」といったセクハラ行為を繰り返していた疑惑が報じられました。

 謝罪から始まった会見ですが、その後に続いたのは町長の釈明でした。

小島岐南町長:
「全然どかへんもんで『ちょっとどいてくれ!』とは言いました。(職員は)『町長すいません』って言って、僕も触ったで『ごめんな』ってその時は謝りました。(Q.触ったんですね?)ぼーっとやっただけ。あまりにも長かったもんで、忙しかったので、ワクチン接種でね。ちょっと忙しいから『ちょっとどいて!』とはやりました。(Q.触ったことは認める?)手の甲で、1回だけ。(Q.触ったことは事実なんですね?)『どいて』とは言いました、『どいて』とは。(Q.今の受け答えだと、週刊誌にある触ったということは事実だと受け止めますが?)微妙なことなんですが、本当に忙しいのにずっとこうやってやっとったもんで、いつまでやっとるんかなと思って、『ちょっとどいて!』とはやりました。それが尻かどうかは分かりません」

 下半身を触る行為については、自身が通るルートからどいてもらうために、体のどこかを一度触ったことがあると説明しました。

Q.胸元が見えるとか下着について指摘したことは事実?

小島岐南町長:
「指摘しました。『それはおかしい』って。(Q.胸元を覗いた?)それはないです。そういうことは僕は一切やっておりません。『まだ見えるから、もっと深い服を着てこい』とは言いました。『そういう服装はやめてほしい』と言ってはダメなんですか?」

 さらに記事では、町長に頭を撫でられ、戸惑っていた職員の話も掲載されていましたが…。

小島岐南町長:
「私は70歳を超えておりますので、皆さんはあまり分かりませんが、頭を撫でるということは『よく頑張った』という意味を示しているんですね。いやらしく触ってはおりません。ぽんぽんと、『頑張ったな』とは言いました。認識では、僕の中ではセクハラではないと思っていましたので」

 残業している職員を労うためだったと主張しました。

小島岐南町長:
「おかしな気持ちは一つもありませんので。町のために頑張っている人に対して、そんなことやるわけないでしょ、僕が。(Q.かわいいねと言って頭を撫でたという話があったが?)それはちょっと誤解があるんですね。顔じゃないよって言ったの、『心がかわいいね』って言ったの。良いアイデアを出すと、『良いことを言うんやね』って言って。だから、心がかわいい人はこういうことが出るんやなっていう話はしました」

 記事で報じられた行為については概ね認めたものの、結局「セクハラの認識はなかった」という主張を通した町長。ただセクハラかどうかは本来、行為を受けた相手の感じ方が重要です。

 この問題について、町民に聞きました。

岐南町民:
「世間的に許されないんじゃない?岐南町民としてちょっと恥ずかしい」

別の岐南町民:
「町の一番偉い人なので、そういうのはしっかりちゃんとやってほしいなとは思いますけど」

 岐南町は事実関係の調査をする危機管理対策本部を立ち上げました。

Q.町長がセクハラだと思うのはどういった行為?

小島岐南町長:
「それはいろんなところを触ったり、いろんな卑猥な言葉を述べるとか、そういうのはセクハラだと思っていますが、私はそういうことを一切しておりませんので。それが嫌なら嫌とはっきり言ってもらえばよかった、何にもなかったもんで」

 行為を受けた相手に非があるかのような発言を口にした小島町長。現時点では、辞任の意思はないとしています。

【動画で見る】「僕の中ではセクハラではない」複数の女性職員への“疑惑”に町長釈明「嫌なら嫌と言ってもらえばよかった」