暑かった7月2日、愛知県南知多町の内海海水浴場は大勢の人で賑わいました。

 愛知県南知多町の内海海水浴場は2日、朝から強い日差しが照りつけました。ビーチバレーにサーフィン、水上バイクと夏の海を満喫する人の姿が見られました。

 2日は愛知県と三重県で、2023年に入って初めての猛暑日となったこともあり、ビーチには大勢の海水浴客が訪れ、海の家も盛況となっていました。

海の家「リアルハンモック」のオーナー:
「天気が良くて結構来ていただいています。(新型コロナが)5類に移行したのもありますし」

 新型コロナが5類に移行して初めての夏。2022年はソーシャルディスタンスを保つためにテーブルの数を減らし、客にはマスク着用を呼びかけていましたが、今年はマスクは自由、テーブルもコロナ前の数にまで戻し、完全復活の営業です。

男性客:
「マスクとかの制限がなくなったから、開放的になったのはあるかなと」

海の家「リアルハンモック」のオーナー:
「この3年間ダメだった分、なんとか今年から活気を取り戻せるように。たくさんお客さんに来ていただけるように、いろんな企画を作って頑張る予定です」

 海には“初めての海水浴”となった男の子もいました。まもなく生後7カ月。初めての海に緊張の様子でした。

父親:
「足だけ浸からせようかなと」
 
 そして真っ黒に日焼けした男性は、50年以上前からこのビーチに通っているという常連ですが、この日は特別な思いを持ってやってきました。

男性:
「僕が同じ中学校の後輩になるんですけど、友人であり。出勤途中に朝、駅に向かう途中に心筋梗塞で倒れてしまって、亡くなったと」

 何度もこの海に一緒に遊びに来ていたという親友が、先週亡くなってしまったといいます。

男性:
「57歳の誕生日を迎えたばかりで。早いですよね、しのびながら今日は(来た)。今日こうして(晴れて)、スカッと笑ってくれているのかなと」

 これから本格的なシーズンを迎える海水浴場。今年も様々な思い出が作られていくかもしれません。

【動画で見る】「3年間ダメだった分なんとか…」コロナ5類移行で“完全復活営業”の海の家 今季初の猛暑日を受け盛況