東海地方は11日も各地で厳しい暑さとなり、名古屋の防災指令センターでは、通報や出動の指令が相次いでいました。

 最高気温は名古屋で33.9度、大府市で35.6度など、11日も厳しい暑さに。愛知と三重には熱中症警戒アラートが発表されました。

 名古屋市内の全ての119番通報に対応する、消防局の防災指令センター。7月に入ってから熱中症の疑いでの通報が増え始めたといいます。

 気温・湿度ともに高くなった11日は、愛知と三重に熱中症警戒アラートが発表され、気象台は熱中症の危険が極めて高いとして、外出をなるべく控え、エアコンを使うなどの対策を呼びかけていました。

【動画で見る】“熱中症”か…最高気温33.9度の名古屋 防災指令センターに通報相次ぐ 救急車稼働率70%超の時間帯も

 高齢者が自宅で体調不良を訴える通報などもあり、午後3時の時点で名古屋市内の熱中症による搬送は7件でした。昼ごろには、救急車の稼働率が70%を超える時間帯もありました。

 名古屋市は2022年の夏、新型コロナや熱中症の影響で救急車の稼働率がひっ迫する状況が続いたことを受け、救急車を2台追加しました。今のところ問題なく搬送ができているといいますが、夏本番に向けて市民にも体調の管理などの協力を呼びかけています。

名古屋市消防局の消防司令補:
「夏場になると、熱中症の救急出動件数も増加すると思われますので、市民の皆さまにも体調管理などに努めていただきたいと思います」