愛知県豊橋市の市議会で、1人の女性市議が「子連れでの参加」を理由に、一般質問に立てない事態になったことがわかりました。

 2023年4月に初当選した、2人の子供を育てる諸井菜々子市議(37)。

 8月30日、質問の順番を決める抽選会がありましたが、2歳の長女が発熱し保育園にも預けられなかったため、長女を連れたまま登庁したといいます。しかし…。

諸井市議:
「子供を伴って手短に抽選をさせてもらえないか申し入れたんですけど、ルールにないことを認めてしまうと何でもありになってしまうのではないかと、今回はちょっと難しいよといったことでした」

 9月1日午後、豊橋市議会の近藤喜典議長が急きょ会見を開き、コロナ感染の疑いなどもあり「子連れ参加」を認められかったと釈明しました。

 職員が子供を預かったり代理で抽選をしたりすることも、前例がないとして認められませんでした。

豊橋市民:
「杓子定規で引かずにやれないんだったら、女性が政治に参加してくださいと言われても、子供がいたら無理だよね」

別の豊橋市民:
「預かってくださる所が議会にあるとか、何とかしたらいいと思いますね。しっかりと子育てもお仕事も両立できる環境が望ましいんじゃないかなと思います」

 質問の権利を失った諸井市議は…。

諸井市議:
「男性議員がというと角が立っちゃうのであれですけど、子供を任せている方の立場の考えと意見だけでは、当事者の目線に立った対応策はなかなか出てこないと思うので。当事者意識を持って対応いただけたらと思います」

【動画で見る】“子連れ参加”を理由に…豊橋市議会の新人女性市議が一般質問に立てず 議長が釈明「コロナの疑い等あり」