三重県津市の障害者施設で、職員が入所者に対して馬乗りで殴る虐待行為があったことが認定されました。

 津市の障害者施設「三重県いなば園」では、8月20日、重度の知的障害がある男性入所者に対して、職員が暴行を加える様子が防犯カメラに映り、被害者が入所前に住んでいた松阪市が調査を進めていました。

 9月21日午後、施設を運営する県の外郭団体が会見し、男性職員1人が入所者に馬乗りになって腹などを殴った行為が、松阪市に身体的虐待と認定されたと明らかにしました。

 男性職員は聞き取りに「興奮している利用者を押さえる延長線上で叩いてしまった」などと説明し、8月末に退職したということです。

【動画で見る】身体的虐待と認定…障害者施設で男性職員が入所者に馬乗りになって腹など殴る「押さえる延長線上で叩いた」