生態系を脅かす恐れがある特定外来生物「コクチバス」が、岐阜県郡上市を流れる長良川で初めて捕獲されました。

 10月31日、郡上市白鳥町に流れる長良川で、地元の漁協がアユ漁のため刺し網をしたところ、全長21.5センチのコクチバス1匹がかかりました。

 北米原産の特定外来生物のコクチバスは、アユを捕食するため生態系を脅かす恐れがあり、長良川では2023年5月に美濃市で初めて確認されました。

 また、郡上市でも農業用のため池で確認されていて、10月に一斉駆除を行っていました。

 今回、捕獲された場所はため池の下流にあり、サイズなどから駆除の前に流出したとみられます。

 県は23年度中に電流を流して魚を麻痺させる、電気ショッカー船の導入を進めていて、地元漁協などと連携して駆除にあたる方針です。

※画像は郡上漁協提供

【動画で見る】岐阜・長良川で2例目…北米原産の特定外来生物『コクチバス』発見 アユを捕食するため生態系脅かす恐れ