中古車販売大手「ビッグモーター」の店舗前の街路樹が枯れた問題で、名古屋市は原状回復の費用などとしてビッグモーター側におよそ420万円を請求しました。

 名古屋市は7日、市内のビッグモーターの前で枯れた街路樹の植え直しや土壌調査の費用などとして、ビッグモーター側に計424万円余りを請求したことを明らかにしました。

 この問題を巡っては2023年7月の市の調査で、市内4つの店舗で除草剤の成分が検出されていて、市はこのうち南区、名東区、中川区の3つの店舗について警察に被害届を提出していました。

 市によりますと、ビッグモーター側は支払いに応じる意向を示しているということで、市は早ければ11月下旬にも復旧工事に取りかかる方針です。

 東海3県では、愛知県や一宮市もビッグモーター側に原状回復の費用を請求しています。