
三重県志摩市の漁港で、魚の死骸が大量に打ちあがり、地元の漁師たちが回収作業に追われています。
志摩市の漁港を埋めつくす魚の死骸。地元の漁師たちが14日も回収作業に追われています。
死骸は、重機を使ってトラックの荷台に積まれていきました。
波切漁港では、体長20cmほどのカタボシイワシが大量に打ち上げられ、海面が真っ白になっていました。
地元の人:
「大変ですけど、やれるだけやります」
別の人:
「昨日で20トンぐらいたぶんすくわせてもらった」
13日から、地元の漁業者と市の職員らが回収作業に追われています。
市などによりますと、大量死は「酸欠」が原因とみられ、100トンほどあるとみられる死骸はおよそ半分の回収が終わりましたが、作業は15日も続く見込みです。
カタボシイワシは温かい海水を好み、三重県沿岸では2022年から大量に獲れるようになっています。回収した魚は、可能な範囲で業者に肥料の原料として引き取ってもらうということです。
【動画で見る】魚で海面が真っ白…約100トンか カタボシイワシの死骸が漁港埋め尽くす 温かさ好み大量に獲れるように