能登半島地震で甚大な被害が出ている石川県輪島市で救助活動にあたるため、10日未明、三重県の消防隊が現地に向けて出発しました。

 輪島市に派遣されたのは、津市や四日市市など三重県内15の消防本部から集まった「緊急消防援助隊」の隊員170人で、午前4時ごろ、滋賀県の土山SAで出発式が開かれました。

 石川県では現在も68人の安否が分かっておらず、隊員たちは10日から安否不明者の捜索や救助活動などにあたります。

三重県大隊指揮隊の阪茂明隊長:
「まずは行方不明者の捜索。まだ私どもは諦めておりませんので、一刻も早く家族の方にお戻ししたいと考えております」

 隊員たちは重機を積んだ消防車両など52台に乗り込んで輪島市に向け出発し、今後メンバーを入れ替えながら、少なくとも1月19日まで現地で活動するということです。

【動画で見る】石川県輪島市で救助活動へ…三重県の「緊急消防援助隊」が現地へ出発 安否不明者の捜索や救助など担当