愛知県と名古屋市で、教育実習の条件に「採用試験の受験」を求めていたことが分かりました。

 愛知県と名古屋市の教育委員会によると、教育実習を小・中学校で受け入れる際、県内や名古屋市で教員採用試験を受ける意思があるか、事前に書類で回答させていたということです。

 教職への強い意思を持った学生を受け入れる目的だったとしていて、愛知県は既に廃止したとしていますが、同様の条件を設けている名古屋市は「今後検討する」と述べるにとどめています。

 文部科学省によると、こうした条件を設ける自治体は珍しく「法令違反ではないが、学生の機会を狭めている可能性がある」と指摘しています。

【動画で見る】名古屋市教委が学生の教育実習受け入れ時に“採用試験受ける意思の有無”回答させる 愛知県も同様で既に廃止