愛知県岡崎市の岡崎公園で2日、害虫駆除のため冬のあいだ園内の松の幹に巻かれていた「こも」の取り外し作業が行われました。

 こもは、松の葉を食い荒らす害のある蛾の幼虫が温かい場所で冬を越す習性を利用し、幹に巻いた藁の中におびき寄せて駆除する伝統的な手法です。

 2日は作業員ら9人が樹齢およそ400年の黒松など岡崎城周辺に植えられた137本の松から、こもを手際よく取り外していきましたが、中に害虫はいなかったということです。

【動画で見る】中に害虫はおらず…岡崎公園で松の“こも巻き”の取り外し 藁の中に虫をおびき寄せて駆除する伝統的な手法