
岐阜県のブランド牛「飛騨牛」から消毒などに使われる成分が検出され、輸出を停止していた問題で、成分が付着したのが県の食肉衛生検査所だったことが分かりました。
1月16日、岐阜県内の農場で飼育したEUに向け輸出する飛騨牛から、消毒成分「塩化ジデシルジメチルアンモニウム」が基準値を超える数値で検出され、海外向けの輸出を停止していました。
岐阜県は3日の会見で、この原因は飛騨食肉衛生検査所で検体をトリミングする際に使った包丁やまな板などに洗浄剤の成分が残っていたと説明し、謝罪しました。
県は再発防止策として、洗浄剤に今回検出された成分が含まれないものを使うなど、手順を見直すとしています。
また、3日から海外向けの輸出を再開するほか、成分が検出された農場への補填などの対応を行う方針です。
【動画で見る】飛騨牛から検出された消毒等に使われる成分「県の食肉衛生検査所で付着」と判明 停止していた輸出を再開