2023年12月13日、東京都世田谷区の認可外保育施設で、生後4カ月の男の子が意識不明となり死亡しました。

 司法解剖による死因は「不詳」とされていますが、当時の状況から、うつ伏せ寝との関連が指摘されています。

 施設側は職員の間で「仰向けで寝なかったらうつ伏せでもいい」としていましたが、遺族側は「常に仰向けに寝かせるように強く要望していた」と主張しています。

 また事故当時は園長が外出中で、保育士資格を持つ人がいませんでした。警察は業務上過失致死の疑いも視野に捜査するとしています。

 うつ伏せ寝については、国も注意喚起をしています。

 こども家庭庁は作成したポスターで、睡眠中の赤ちゃんの死亡を防ぐためには『1歳になるまでは寝かせる時は仰向けに』と呼び掛けています。

 国の調査では、0歳児がベッド内で窒息して死亡する事故は、2022年までの5年間で115件にのぼっています。

【動画で見る】「1歳までは仰向けに」と国も呼びかけ…保育施設で0歳児が『うつ伏せ寝』で死亡 保護者は仰向けを強く要望