2024年は2月中旬にも関わらず、花粉症の症状を訴える人が増えているということです。症状の緩和が期待できる簡単な方法を、花粉症外来もある名古屋市昭和区の「滝川いきいきクリニック」で聞きました。

 院長の池内克彦さんによると、まずは「体を冷やさないこと」が大切だといいます。

 花粉症のメカニズムから、体が冷えていると症状が強く出やすい傾向があるということです。そのため毎日湯船に浸かったり、腹巻きを巻いたりして体を温めたりするなど、普段から冷えないように心掛けることが大切です。

 そして「ツボ押し」も有効だといいます。

 犬歯の根元で小鼻の両脇の少し凹んだところにあるツボ「迎香(げいこう)」や、その上にある「鼻通(びつう)」というツボを指で2〜3秒、数回押すことで、鼻水や鼻づまりの改善効果が期待できるそうです。

 また、血液やリンパの流れを良くするために「運動や体操」も有効だといいます。

 中でも毛管運動の通称「ゴキブリ体操」という、仰向けになって手足をぶらぶらさせる運動を薦めています。

 足と手を垂直に上げてゆらゆらと振ることで、血流改善や冷え対策に効果が期待できるということです。

【動画で見る】医師が勧める“ゴキブリ体操”も…花粉症の症状緩和が期待できる簡単な「3つの方法」まずは体を冷やさない