名古屋市教育委員会が校長会などの教員団体から金品を受け取っていた問題で、幹部の数人に現金が分配されていたとみられることがわかりました。

 この問題は、名古屋市教育委員会で人事を担当する「教職員課」が、複数の教員団体から校長などを推薦する名簿と合わせて毎年現金や商品券を受け取っていたものです。

 その額は2023年度だけでも200万円以上にのぼりますが、帳簿の記録などから市教委の幹部数人に現金が分配されていたことが、関係者への取材で新たにわかりました。

 このうち人事案を承認する局長級の幹部は、2018年度から今年度までに計200万円以上を受け取っていたということです。

 市は弁護士など第三者を集めた調査検証チームを立ち上げ、職員など関係者へのヒアリングを始める予定です。

【動画で見る】人事案承認する局長級は計200万円超…教員団体から金品受け取っていた名古屋市教委 幹部数人に現金を分配か