愛知県が休み方改革の一環として制定した「県民の日学校ホリデー」について、名古屋市が2024年度は参加しない方針を示しました。

 5日の名古屋市議会で、議員から「県民の日学校ホリデー」について問われた坪田知広教育長は、「一旦立ち止まる」として、新年度は参加しない方針を示しました。

坪田知広教育長:
「教育委員会といたしましては、休み方改革全体の趣旨には賛同しておりますが、家族等と一緒に過ごせなかった児童・生徒が少なくないと重く受け止め、令和6年度は一旦立ち止まることとし、令和7年度以降について今後改めて検討してまいりたいと考えております」

 県民の日学校ホリデーをめぐっては、河村市長が2023年に「愛知県が政治介入している」などと主張して、一時参加を取りやめる方針を示すなど混乱しました。

 市が行ったアンケート調査では、3分の2の保護者が「有意義だった」などと回答していますが、坪田教育長は「3分の1が『有意義でなかった』と回答したことを重く受け止め、保護者が休みやすい環境の整備状況などを見極めたい」などと説明しました。

【動画で見る】愛知県が制定した『県民の日学校ホリデー』名古屋市が新年度は不参加の方針示す 市教育長「一旦立ち止まる」