名古屋市中村区の病院で、食事をした患者12人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、保健所は集団食中毒が発生したと認定しました。

 3月6日、名古屋市中村区の偕行会城西(かいこうかいじょうさい)病院で「嘔吐と下痢の体調不良の人が発生している」と保健所に連絡がありました。

 保健所によりますと、3月5日に提供された親子丼やナスの甘酢あんなどを食べた64〜94歳の男女12人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、一部の人の便や嘔吐物から黄色ブドウ球菌が検出されました。

 全員軽症で、快方に向かっているということです。

 城西病院では「栄屋食品」が食事を提供していて、保健所は栄屋食品に対して病院内での調理業務について営業禁止処分としました。

 保健所は食品の取り扱いなど調査を進めるということです。

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