20日夜、愛知県の名古屋鉄道空港線で停電が発生し、電車が動けなくなっています。強風の影響とみられ、乗客約400人は海の上の連絡橋を歩いて最寄り駅まで移動しました。

 20日午後7時20分ごろ、中部国際空港と知多半島を結ぶ名鉄空港線で停電が発生し、連絡橋の上で特急電車が停止しました。

 停電の原因は強風の影響とみられるパンタグラフの損傷で、特急電車は約400人の乗客を乗せたまま動けなくなりました。

 乗客はおよそ1時間半後、係員の誘導で最寄りのりんくう常滑駅まで連絡橋の上を歩いて移動したということで、ケガ人はいませんでした。

乗客:
「自分の横の窓が急に割れたのでびっくりした。(連絡橋を歩いている時)風がめちゃくちゃヤバかったです。体が飛んでいくかと思いました」

 中部空港では、午後7時16分に最大瞬間風速25.7mの風を観測していて、名鉄空港線は停電の影響で終日運転を見合わせ、再開時期は未定としています。

【動画で見る】強風の影響か…中部空港と知多半島結ぶ名鉄空港線で停電 連絡橋で列車が停止し約400人が海の上歩いて移動