
名古屋グランパスのミッチェル・ランゲラック選手(35)は7月30日、愛知県豊田市の豊田スタジアムで会見し、今シーズン限りで退団して母国のオーストラリアに帰国することを発表しました。
ランゲラック選手は、母国のオーストラリアのチームやドイツの名門ボルシア・ドルトムントなどを経て、2018年に名古屋グランパスに入団しました。
Jリーグでは外国籍選手として最多となるJ1通算228試合に出場したほか、2021年には823分間の連続無失点記録を樹立して年間のベストイレブンにも選出されました。
グランパスのレジェンドGK・楢崎正剛さんの背番号1を継承するなど、在籍した7年間チームの守護神として活躍し、今シーズンからはキャプテンに就任し、チームの中心的存在となっていました。
ランゲラック選手は30日、今シーズンで退団することを会見で発表しましたが、退団の理由について「家族のため」と話しました。
ランゲラック選手:
「一番の理由は家族。子供が3人いて、長男は小学校にあがるタイミングでもあったし、オーストラリアで両親や兄弟たちと生活したい」
また「サポーターや色んな方の支えがなければ、7年間やってくることはできなかった」と、サポーターらへの感謝の言葉も述べました。
一番印象に残っている試合について聞かれると、2021年に優勝した『YBCルヴァンカップ』の決勝戦をあげ、「当時なかなかタイトルをとれない中で優勝できたことが印象に残っている」と振り返りました。
そのルヴァンカップは9月4日から、準々決勝でサンフレッチェ広島戦を控えていて、最後まで日本のファンの前で全力で戦い抜くことを誓いました。
ランゲラック選手:
「まだ今シーズンの試合がある。ルヴァンカップも優勝の可能性が残っているので、残された可能性にかけて自分のベストを尽くしていく」
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