愛知県名古屋市の繁華街、栄地区は新たな賑わいの創出や、建物の老朽化に伴う建て替えなどの目的で、再開発が進んでいます。

 2019年の栄地区は、現在の中部電力MIRAI TOWER、当時のテレビ塔が目立っていました。

 6年経った2025年は、中日ビルやザ・ランドマーク名古屋栄など、高層ビルが増えました。

「名古屋の再開発」はこれまで名古屋駅周辺に集中していましたが、栄地区も含めて「都市再生緊急整備地域」に指定されています。

 ザ・ランドマーク名古屋栄は211mの高層ですが、背景には「容積率」敷地面積に対する、延べ床面積の割合の緩和がありました。

 通常この場所の容積率は1000%ですが、地域への貢献度が高いということでさらに1050%分プラスされ、2050%となっています。

 その1つが、ヒルトンホテルの高級ブランド「コンラッド名古屋」が入ることです。もうひとつは、地下街と連結する「回遊性」で街の賑わいに貢献するということです。

 栄地区に久しぶりに映画館も入ることになっていて、2026年3月に完成し、夏ごろに営業を始める予定です。

わずか6年で大きく変貌…“ランドマーク”が加わる名古屋・栄の再開発 地下街と連結し賑わい創出にも期待