
公正取引委員会は2025年2月18日、トヨタ系のばね製造大手「中央発條」が、下請けに金型を無償で保管させていたとして、再発防止を勧告しました。
公正取引委員会は18日、中央発條が2023年や2024年までの長期にわたり、下請けの24社に使う予定のない金型を無償で保管させる下請法違反があったとして、再発防止を勧告したと明らかにしました。
中央発條は「金型の保管費用は部品の単価に含まれていると誤った認識をしていた」とコメントし、下請けの各社にあわせて572万円あまりを支払ったということです。
また公取は、名古屋に本社を置く日産の子会社「愛知機械工業」に対しても、同様の下請法違反で再発防止を勧告をしました。
【動画で見る】使う予定ない金型を無償で保管させる…トヨタ系のばね製造大手『中央発條』下請法違反で公取委が再発防止を勧告