岐阜県美濃加茂市と郡上市を結ぶ第三セクター「長良川鉄道」が、郡上市内の一部区間の廃線を検討していることがわかりました。

 長良川鉄道は美濃太田駅から北濃駅までを結び、地元の学生らが多く利用していますが開業以来毎年赤字で、厳しい経営が続いています。

 長良川鉄道の社長を務める関市の山下清司市長は、2025年3月3日の関市議会で「今のままでは存続が危うい」などと述べ、一部区間の廃線を検討する考えを明らかにしました。

 関係者によると「郡上市の北の方を想定している」ということです。

 沿線の半分以上を占める郡上市の山川弘保市長は、2月議会の中で「任期である4年の間に市としての具体的な方針を示したい」と発言しています。

【動画で見る】開業から毎年赤字…長良川鉄道が郡上市内の一部廃線を検討 学生らが利用も「今のままでは存続が危うい」