鮎漁の解禁に合わせて岐阜県岐阜市の長良川鵜飼が5月11日開幕し、12日は初競りも開かれました。

 かがり火の幻想的な灯りのもと、巧みに鵜を操る鵜匠。11日夜の鵜飼開きでは、およそ800人の観光客らが屋形船に乗り込み、鵜舟が横一線になって浅瀬に鮎を追い込む「総がらみ」などに歓声を上げました。

 12日朝の岐阜市中央卸売市場では天然鮎の初競りが行われ、およそ40人の仲買人が木箱に入った鮎の色つやを見定めて、競り落としていきました。

 鮎の入荷量と大きさはいずれも例年並みでしたが、最高値は1キロ当たりで4万円と去年2024年を1万円上回りました。

最高値で競り落とした人:
「岐阜県の名産、岐阜県が誇るものなので、全国に出していけるすてきなものだと思います。香り、つや、大きさとか良いと思う」

 天然鮎は岐阜県内や東京、名古屋の料理店などに納められるということです。

【動画で見る】長良川鵜飼も開幕…鮎漁が解禁され岐阜市の卸売市場で初競り 最高値は1kgあたり4万円と前年を1万円上回る