新型コロナウイルス感染拡大の影響で東海3県では、保育施設の休園が相次いでいます。

 子供や職員に感染が確認されるなどして休園しているのは、愛知県で45箇所。このうち名古屋市が33箇所です。

 名古屋市でこれまで休園が最も多かったのは、第4波の5月の13箇所で、市の担当者は「明らかに子供への感染が広がっている」と話しています。

 三重県は16箇所です。岐阜県は具体的な数字を公表しないとしていますが、10カ所未満で休園しているということです。

 愛知県の感染者の割合を年代別で見ると、第3波以降、10代以下の子供たちの割合が増加傾向にあることがわかります。

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 10歳未満の感染者が全体に占める割合は、第3波では3.5%、第4波では4.6%、第5波では24日時点で5.7%となっていて、次第に増えてきているのがわかります。10代も同じ傾向です。

 10歳未満の子供たちはまだワクチンの接種を受けることができず、今の感染状況が続くと子供たちへのさらなる拡大が懸念されます。