
大ヒットしたローソンストア100の弁当に「第2弾」の「ミートボール弁当」が先週発売されました。
今年6月、ローソンストア100から発売されたのが「ウインナー弁当」。ごはんにウインナーが5本だけという究極のシンプルさ。そして、216円というお値打ち感で話題となり、発売4カ月でなんと50万個を売り上げる大ヒットになりました。

その勢いに乗って11月、「第2のウインナー弁当」が発売されました。それが「ミートボール弁当」。今回も216円です。
ごはんにデミグラスソースがかかった直径およそ2.5センチのミートボールが6個のみで、ウインナー弁当同様、今まで見たことのない新しいお弁当です。
シンプル過ぎて商品化に10年…ローソンストア100一番の売れ筋『ウインナー弁当』壁乗り越えた開発秘話

ウインナー弁当に続いて、ミートボール弁当を開発した林さんは…。
ローソンストア100の林さん:
「ウインナー同様で、お弁当の中に入っていることは多いですけども、メインになれない商材」
目の付け所は「今まで主役になれなかったおかず」を前面に打ち出すこと。おかず一品一本勝負。だからこそのこだわりもあるといいます。
林さん:
「甘酢系にしたりだとか、ケチャップの方に近いような味であったりとか、塩コショウ、色々考えたんですけど、最終的にはデミグラスソースを使わせていただいて、どこか懐かしいような昔の洋食屋さんを思い出すような」
さらに216円という価格を実現するために、余計なものはとことん省いてコストも抑えました。
林さん:
「おかずとご飯の間に入っているバランという緑色の柵をなくすのもそうですし、上にプラスチックの蓋みたいなものが付くと思うんですけど、それをあえてラップという形で簡易的な包装にして(コストを)抑えるようにしています」

お店での反応は…。
ローソンストア100恵方町店の店長:
「1日20食限定になっているんですが、全て完売になっています」
早くも売れきは好調です。ちなみに開発者の林さんは、前回の取材ではこんなことを言っていました。
林さん(前回の取材時):
「ただのウィンナーとご飯だけっていうことになってしまいますので、顔にならないだろうと。(開発までに)10年かかりました」
商品開発のスタッフからは猛反対され、構想から発売まで10年という歳月がかかったそうですが…。
林さん:
「『すごいな』という風に変わりましたね」
手のひら返しでガラリと反応が変わり、今回はスムーズに販売にこぎつけました。
ミートボール弁当は、ローソンストア100の全店舗で発売中です。