新型コロナの影響で「産業のコメ」とも言われる半導体が世界的に不足しています。多くの製品に使われるため、不足による影響の広がりも大きくなっています。

 代表的なのが自動車です。トヨタや日産など国内の主要8社の今年10月の国内生産台数は、去年の同じ月に比べておよそ4割減りました。

 そしてゲーム機。ニンテンドーは主力の「スイッチ」について、来年3月期の販売台数は当初の計画より150万台少なくなると見通しを発表しています。

 いわゆる巣ごもり需要で「スイッチ」の売上は伸びていましたが、最も販売数が増えるクリスマス商戦を前に減産となりました。

 デジタルカメラもソニーは11月、デジタル一眼カメラなど一部商品について受注の停止を発表しました。こちらも書き入れ時のボーナス商戦に影響が出そうです。