新型コロナ感染第6波の中心は20代以下で、10代までの感染者の増加がクローズアップされてきましたが、時間が経つにつれて高齢者にも感染が広がりつつあります。

 年代別の感染者の割合を第5波の時と第6波と比べてみると、60代が第5波が3.2%から第6波になると4.8%に。70代は第5波では1.9%だったのが、第6波では3.6%に。80代以上は1.5%から3%に増えています。

 重症者数は、愛知で現在22人と発表されています。そのうち年代別の内訳は、10代未満が2人、40代が2人、50代が2人、60代が4人、70代が5人、80歳代が6人です。

 県によると、65歳以上の高齢者が15人と全体の7割ほどを占めています。

第6波で重症者数の増加じわり…医師「社会活動との両立考えねばならないフェーズ」その先の“ゴール”とは

 死者の数は、第6波になり1月31日に7人、2月1日は10人、2日は8人とじわじわと増えてきています。

 愛知県は新型コロナの影響で亡くなった方の年齢や基礎疾患の有無などの情報を、遺族の同意が得られないことを理由に明かさないケースが多いですが、藤田医科大病院の岩田副院長は「高齢者や基礎疾患のある人ほど命の危険に及ぶ可能性が高い」と話しています。