東海3県各地で桜の開花が観測されています。愛知県名古屋市では3月22日、標本木のソメイヨシノに開花の基準である「5輪以上の花」が確認されたため、桜の開花が発表されました。

　22日の名古屋市は雨が降っており、気象台の担当者も「冷たい雨の日で意外だった」と話しました。

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　しかし、気象庁のデータをもとに調べたところ、2012年から10年間で名古屋での雨の日の桜の開花は3回ありました。意外かもしれませんが、雨の日でも桜は開花しています。

　日本には「催花雨」という言葉があります。開花をうながす雨のことを言います。植物にとっては恵みの雨ということ。22日の桜の開花も、雨にうながされたものかもしれません。

　春雨の季節と重なるためか桜と雨は相性が良く、「桜雨」や「桜流し」という言葉もあります。素敵な響きではありますが、開花した後に降る雨は桜の花を散らす雨。少し哀愁を感じます。

データ：気象庁
参考：ウェザーニューズ