平安時代に創建された愛知県豊橋市の「安久美神戸神明社(あくみかんべしんめいしゃ)」は、飴と白い粉をまいて無病息災を願う「鬼祭」で知られています。

■タンキリ飴と白い粉をまいて無病息災を願う…1000年以上の歴史を誇る「鬼祭」

 愛知県豊橋市八町通の「安久美神戸神明社」は、毎年2月に行われる「豊橋鬼祭」で知られています。

【画像9枚で見る】鬼が飴と白い粉まく…1000年以上の歴史誇る『鬼祭』今川義元が赤鬼のお面を寄進と伝わる

「豊橋鬼祭」とは、赤鬼がタンキリ飴と白い粉をまきながら町内を駆け回る無病息災を願う祭りで、この粉を浴びて餅を食べると厄除けのご利益があると伝えられています。

鬼祭は、戦国時代の大名・今川義元が、赤鬼と天狗のお面を寄進したとされ、室町時代には既に行われていたと考えられています。

1000年以上の歴史を誇る「豊橋鬼祭」は、春の訪れを告げる豊橋自慢のお祭りです。