愛知県豊田市の明治用水頭首工(とうしゅこう)で発生した大規模な漏水の影響で、工業用水の供給を受ける企業の一部では、既に影響が出ているところがあります。

 大阪ガスは、愛知県武豊町にある名古屋発電所と名古屋第二発電所の2基を18日中に停止します。発電は停止しますが、顧客への電力供給に影響はないということです。

 トヨタ自動車は井戸水などを活用することで、現時点では全ての工場が通常通り稼働しているということです。19日以降は「状況を注視して判断していく」としています。

 デンソーは刈谷市の本社など合せて6拠点、豊田自動織機も合わせて5つの工場で工業用水を使っていますが、貯水で対応するため業務への影響はないとしています。

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 東京電力と中部電力が設立したJERAは、碧南火力発電所と建設中の武豊火力発電所で貯水で対応するため、業務への影響はないとしています。

 東海理化は豊田工場で市の水道に切り替えて対応し、業務に影響はないとしています。