5月30日は語呂合わせで「ごみゼロの日」です。各地で清掃活動が行われたほか、メルカリと協力して粗大ごみをリユースする取り組みも始まりました。

 愛知県美浜町の小野浦海水浴場では30日、地元の人らおよそ40人が清掃活動を行いました。

美浜町役場の職員:
「毎日(ごみは)流れ着いてきて。尖ったものが流れ着いてきちゃったりするんです。あと釣り針、これは危ないので」

SDGs全面に出す企業から注文増…海洋プラごみでアート家具など製作「ゴミを価値に変えて結果減らせれば」

(リポート)
「砂の中に埋まっているのは…これはお茶碗だ。まだ見てみるととがっていますね。今ちょっと潮が引いてきたんですけれども…缶がありますね。だいぶ錆びていますよ」

 中でも近年問題になっているのは、プラスチックをはじめとした”海洋ごみ”です。

 環境省の調査によりますと、海岸に漂着する海洋ごみの6割以上を占めているのがペットボトルなどのプラスチック。自然界での分解が困難で、海に住む生き物や生態系への影響が懸念されています。

 およそ1時間半で金属やプラスチック、木材など、軽トラック1台分ほどのごみが回収されました。

美浜町役場の職員:
「目についたら拾っていかないとごみがごみを呼んでしまうという風で、やはり汚い海だと(ごみを)ちょっと置いていってもわからないよねってこともあるので、来た時よりも美しくするくらいの気持ちで来ていただけると、より常にきれいな状態にはなると思います」

 一方、蒲郡市で30日から始まったのは、回収された粗大ごみなどの中から、まだ使えるものをフリマサイト「メルカリ」に出品する取り組みです。

 寿司桶は取り皿5枚つきで900円。折りたたみ式囲碁セットは1000円。テーブルサッカーは8000円。乳母車は10000円。

「まだ使えるかも」「使いたい人がいるかも」と、リユースの意識を高めていくのが大きな狙いで、売上もごみの減量対策に充てられるということです。