様々なモノの値段があがるニュースが相次いでいますが、2022年中におよそ1万品目が値上げすると言われています。節約のためになるクーポンを含めた、お店の特売情報を受け取ることができるアプリがあります。

 アプリの「トクバイ」は、スーパーやドラッグストア、ホームセンターなど全国およそ5万5000店舗のチラシや特売品の情報などが毎日配信され、無料で見ることができます。

 利用者は30代〜50代のファミリー層が中心です。さらにスマホの位置情報などをもとに、近所のお店やよく行くお店のクーポンも配信されます。

 食品などの相次ぐ値上げを受けて、アプリの運営会社は、2022年春頃からクーポン情報をより利用者の目に付く位置に配置するなど工夫しているということです。

 担当者は、「特売品の情報とクーポン情報を組み合わせることで、お得に買い物をしていただけたら」と話しています。

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 食品や日用品だけではありません。暮らしの節約術に詳しいファイナンシャルプランナー歴20年の飯村久美さんは「毎月必ず引き落とされている“固定費”を見直してみてください」と話します。一度見直すことで効果がずっと続くので「早くやるほど効果が大きい」ということです。

 具体的には、電気代は「契約アンペアを変える」。中部電力の場合、50アンペアから40アンペアに変えると年間3400円ほどの節約になるそうです。

 また「10年以上使用している冷蔵庫は思い切って買い換える」。冷蔵庫は家電の中でも一番電気代がかかるものです。現在販売されている最新の冷蔵庫は、10年以上前のモデルより消費電力が3分の1〜2分の1に抑えられるということです。

 水道代は「節水シャワーヘッドに変える」。一度に出る水流を減らすことで節水にもなりますし、シャワーヘッドは1000円程度で購入できます。

 ガス代は「ガスコンロで調理するより電子レンジのほうが安い」。野菜やパスタなどを茹でる際は、ガスで沸かして湯煎するより電子レンジを活用したり、お湯はガスで沸かすより電子ケトルなどで沸かすほうが安くなります。

 スマホ代も見直す余地があります。大手携帯電話会社が提供する割安の料金プランだと20GBで3000円前後。その他にも格安プランを提供する通信会社もあり、利用を見直すと大きな節約につながる可能性もあります。