2022年4月、名古屋市東区にオープンしたカフェ「Higashi Sakura BUTTER COFFEE」。

 ミキサーにバターをいれて、とろりとした油を投入…。さらにコーヒーを入れます。

店員:
「お客さま、お待たせいたしました。バターコーヒーです」

若い頃から憧れた“和菓子の世界”へ…還暦過ぎて『和菓子職人』に 栗のアイス最中ヒットさせた71歳の情熱

 東海地方初のバターコーヒー専門店です。

 コーヒーの酸味の中にバターのコクが合わさっていて、クリーミーな味です。

 オープンして以降、常連客もつきはじめました。

常連客:
「バターとかオイルを入れるので脂肪たっぷりな先入観があったんですけど、いい意味で裏切られたというか」

 コーヒーに入れたものは「グラスフェッドバター」。自然の中で牧草のみを食べて飼育された牛のミルクで作られた、希少な無塩バターです。

 また、「MCTオイル」というココナッツやヤシから採れる油も使用。

管理栄養士:
「(グラスフェッドバターは)不飽和脂肪酸という良質な油が豊富に含まれているのが特徴です。MCTオイルは体に取り入れて消化吸収されるスピードが速いので、エネルギーになりやすい」

 独特のコクや味に加え、体を整える栄養素が含まれる食材を使っていて、日本でも今注目されています。

 両親とその息子の3人で店を営んでいますが、母親がバターコーヒーに興味を持ち、家族総出で東京の人気店に直行。

 その魅力を知ると、お店に直談判して淹れ方を学び、名古屋で店を出したといいます。

母親:
「ヨガの前に飲むとすごいんです、汗が。体が燃えているなというのを実感できるので」

 朝10時までは、200円追加すればサラダなども注文できます。

息子:
「『パフォーマンスが上がった』という方が多くいらっしゃって、そういう周りの変化が僕は一番うれしいです。お客さま自身でバターコーヒーを生活のどこかの1つに取り入れてくだされば、すごくいいなと思います」