新型コロナウイルスの感染者数が、これまでとは比較にならないほど急激に増えています。

 2022年1月からの愛知県の新規感染者数をグラフで見ると、第6波を受けて「まん延防止措置」が出された1月21日は3187人でした。ピークは2月15日で6661人でした。

 まん延防止期間中に数が減り、解除された3月21日は1082人でした。

 しかし、7月9日に再び3000人を上回り、12日は一気に6000人を超えました。13日は6364人でした。

 しかし、第6波と異なる数字があります、病床使用率です。新規感染者数が6000人を超えた2月2日の病床使用率は46.9%でしたが、今回、7月12日時点では25.6%となっています。医療体制が直ちにひっ迫する状態にはありません。

 大村知事はこうしたデータを見ながら「今の段階でまん延防止重点措置を要請して時営業や移動自粛などの規制をお願いするところまでは考えていない」と慎重な姿勢を示しています。

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