新型コロナが5類に移行し、小学校の運動会にも変化が起きています。

 名古屋市東区にある市立矢田小学校。23日の1時間目、運動場では1年生と6年生がペアになって、27日に行う予定の運動会のため、ダンスを練習していました。

 今回は、新型コロナの感染症法上の位置付けが「5類」に引き下げられてから、初めての運動会ということで、大きな変化があります。

<先生>
「授業中の人たちが『何してるの?声でか!』と思うぐらい、振り向かせるぐらい声を出せるといいかなと思うので、莫大な声を出していきましょう。いいですか?」

<児童ら>
「はい!」

 5類移行に伴い、応援や盛り上げのための『声出し』が解禁になりましたが、久しぶりとあって、繰り返し大声を出す練習をしていました。

【動画で見る】声出しが久々のため“大声”を練習…新型コロナの5類移行で小学校の運動会に変化 観覧人数制限なしの学校も

名古屋市立矢田小学校の藤谷校長:
「今年は全部制約がとれて、いつも通りのスポーツフェスティバルに戻るという感じで、子供たちはワクワクしていると思います。(コロナが)5類になったということで、子供たちにもコロナ前と同じようなスポーツフェスティバルを楽しんでもらいたいなと思います」

 他にも、去年2022年までの過去3回の運動会では観覧人数を1家族2人までに制限していましたが、今年は「制限なし」になっています。

 ソーシャルディスタンスの徹底もなくなり、オンラインで行っていた開会式・閉会式も、運動場で全学年が揃って実施。4年ぶりにコロナ禍前の運動会が戻ってきます。

 今回が最後の運動会になる6年生は…。

6年生の女子児童:
「去年まではあまりしゃべらない方がいいという感じで静かにやっていたんですけど、最後だから元気いっぱい話せるのがすごい楽しみです」

6年生の男子児童:
「声はいっぱい出ていて、本番でも大きな声が出るといいなと思います。皆が楽しめる、笑顔になれる運動会がいいです」