大阪・関西万博開催まであと500日となった11月30日、名古屋駅でPRが行われました。

 30日は名古屋駅で万博公式キャラクターのミャクミャクが、始まった入場チケットの販売をPR。

 ステージでは「万博おばあちゃん」こと、愛知県瀬戸市出身の山田外美代さん(74)も出席しました。

山田外美代さん:
「わくわくドキドキ、それこそ脈がミャクミャクしています」

【動画で見る】万博おばあちゃんは「毎日行く!」と待望も…大阪・関西万博まで500日 事業費増加や建設遅れなど課題山積

 2005年の愛・地球博では、開催された185日間、毎日欠かさず通って皆勤を達成した女性です。

 その後の上海万博でも、現地にアパートを借りてこちらも皆勤。中国でも有名になりました。もちろん大阪・関西万博も…。

山田外美代さん:
「毎日行くつもりです。(会場の)近くに住むしかないので、近くに住みたいです。500日、やっときたなという感じがしています」

 大阪では、ミャクミャクが描かれたラッピング列車や公式のグッズショップもオープンし、懸命なPRが行われていますが…。

立憲民主党の辻元清美議員(11月27日):
「もう倍増以上になっているということはお認めになりますね?国費負担は」

岸田文雄首相(11月27日):
「合理化努力、引き続き続けていかなければならないと認識しております」

 資材や人件費などの高騰で、事業費は膨れ上がる一方。会場建設費は誘致時の1250億円から2350億円とおよそ1.9倍です。

 また、日本館の建設費用や警備費用など、国の負担がおよそ837億円増えることが、明らかになりました。

立憲民主党の杉尾秀哉議員(11月29日):
「総理はさらなる増額は認めない、これ守りますね?」

岸田文雄首相(11月29日):
「会場建設費について、私としてさらなる増加を認めることはない」

 大阪を訪れた観光客は…。

横浜から来た男性:
「ちょっと今はお金もかかりすぎているので、盛り上がるのかなという気持ちもあるし、(大阪・関西万博は)いらないかなと」

福岡から来た男性:
「金使わんと経済回らないしね。いい方向に向かえばいいですけど」

秋田から来た女性:
「税金かけてどうなのかなってところはありますけど。機会があれば行きたいかなとは思いますけども」

 このほか、海外パビリオンの建設も遅れていて、メキシコ・エストニア・ロシアの3か国が撤退を表明しています。

 開幕まであと500日、果たして無事に開催できるでしょうか。