ゴールデンウィークは多くの人が行楽地へ出かけ、観光施設は普段以上の混雑が予想されますが、岐阜県郡上市の「道の駅 明宝」の周辺は、「あること自体知らない人が多い」と地元観光協会の担当者も混雑しないスポットとして推しています。

■名物“明宝ハム”グルメも楽しめる…「道の駅 明宝」

 名古屋から車でおよそ1時間半の岐阜県郡上市は、飛騨高山や白川郷と合わせて訪れる人も多い、東海地方有数の観光地です。郡上市明宝にある「道の駅 明宝」は、多い日には3000人が訪れるという、人気スポットです。

【動画で見る】観光協会「ある事自体知らない人多い」GWにピッタリな穴場スポット『道の駅 明宝』ハムにジェラート 景色まで堪能

この道の駅には、山菜や土産物などの物産コーナーに…。

名物の「明宝ハム」を味わうことができるグルメ。

岐阜や愛知の素材を使った手作りジェラートを楽しむことができます。

そして、道の駅の裏側では、エメラルドグリーンが美しい吉田川の景色も堪能できます。

女性客:
「ここの道の駅は割とこちらの方来るたびに来ているって感じです。この時期緑がきれいなので」
一緒にいた女性客:
「仕事を忘れて明日も頑張ろうって感じです」

別の女性客:
「こういう自然で、人の少ない景色のきれいなところが良くて、来ます。ちょっとお茶を飲みながら休むのが気分転換になりますので」

近隣には濃いピンクや淡いピンク、白など、色とりどりのハナモモを楽しめる街道に…。

“美人の湯”として知られる下呂温泉に似た泉質が特徴の温泉もあります。

■観光スポット多いのに地元観光協会は「穴場」と推す

 見どころが多く、ゴールデンウイークは、かなり賑わいそうですが、観光協会の担当者は「穴場」だと自らいいます。去年2024年のゴールデンウィークは、駐車場が満車に近い状態になり、グルメを中心に行列ができたといいますが、駅の裏手にある公園や近隣のスポットはそれほど人が集中していなかったということです。

明宝観光協会の担当者:
「あること自体知らない方のほうが多いので」

明宝地区は郡上八幡と同じ郡上市ではあるものの、知名度の点で引けを取ってしまうといいます。また、それぞれのスポットが点在していることから、客が分散し、結果として混みあうことが少ないのではないかと説明しています。

しかし、地元では“混みあわない”ことをポジティブに捉えています。

明宝観光協会の担当者:
「道の駅でおいしいものを食べていただいてももちろんいいんですけど、(この辺りは)『せせらぎ街道のオアシス』といわれているので、癒されてここでゆっくりと時間を過ごしていただくのもいいと思います」

この時期に、新緑をゆっくり楽しむことができる穴場です。

■ライトアップで幻想的な光景を楽しめることも 「ハナモモ」が見頃迎える

 2025年は、花冷えなどの影響で開花が1週間ほど遅く、「ハナモモ」はいま、ちょうど見ごろを迎えています。

弓掛川(ゆかけがわ)沿いは、地元の人だけが知るスポットで、牧歌的な風景を楽しめるといいます。

日によってはライトアップ(5月1日ごろまで) が行われる予定で、闇夜に浮かぶハナモモは幻想的な光景です。

2025年4月25日放送