7月28日(金)、都内のホテルにて8月5日(土)よりスタートする「オトナの土ドラ」第9作『ウツボカズラの夢』の制作発表会見が行われました。 会見には主演の志田未来さんを始め、大塚寧々さん、国生さゆりさんが出席。本作のプロデューサー松本圭右(東海テレビ)は、演技派の3人を前に「ドラマが成功する気しかしません」と。さらに、「百万通りの瞳の変化を見せる志田さん、その場にいるだけで周りを自分の色に変える存在感のある大塚さん、東海テレビドラマテイストで、『何か起こすに違いない』と思わせる国生さん」と、3人それぞれの見どころを語りました。

続いて、キャストの皆さんが挨拶。

  • 志田未来さん(斉藤未芙由役)
    この作品は、まともな人がほとんど登場しません(笑)。皆が自分のことしか考えていなくて、どこか欠けています。その中で未芙由がどうウツボカズラ女として成長していくのか、どう自分の幸せを見つけていくのか、丁寧に演じたいと思います。『オトナの土ドラ』という枠にふさわしく、ドロドロな展開にもご期待ください。
  • 大塚寧々さん(鹿島田尚子役)
    尚子はフワフワしていて、あまり深く物事を考えていません(笑)。この作品はホラーだと思いました。話が進むにつれ、お化けより人間が怖いと思ったんです。夏の夜に涼みたい方はぜひ『ウツボカズラの夢』をご覧ください。
  • 国生さゆりさん(福本仁美役)
    仁美を演じるときは、出来るだけ人に興味を持たず、セリフも淡々と歌うよう話すようにしています。仁美を通し、“人の不幸は蜜の味”なんだということを演じられたら。仁美は、なぜかいつもローアングルで撮られるんです。やや上からのアングルで撮っていたただいたほうがきれいに見えるんですけど(笑)。ローアングルで撮るほうが迫力が出ると監督に言われ納得しましたが、朝一の撮影は顔を整えるのが大変なんですよ(笑)!

 国生さんの発言に会場が沸いた後、松本プロデューサーから志田さんにサプライズでプレゼントが贈られることに。その品とは、約1.6メートルの高さのあるウツボカズラです。撮影現場では小ぶりのウツボカズラしか見たことのなかった志田さんはその大きさに驚きの表情。さらに「どうやって育てましょうか…」と困惑。「正直、うれしくないプレゼントですね(笑)」との志田さんの卒直なコメントに、会場から再び笑いが起こりました。

 司会の東海テレビ・藤本アナウンサーから「ご自身、ウツボカズラ女の要素はありますか?」と尋ねられた3人はそろって「ありません」と断言。大塚さんが「近くにいたら、何としても逃げます」と語ったため、志田さんと国生さんに記者からも「もしウツボカズラ女と遭遇したら、どうしますか?」との質問が。国生さんが「自分が若かったらウツボカズラ女を楽しみますが、今は面倒なので大塚さん同様に逃げます(笑)」と語った一方、志田さんは「男性に対し、『私に惚れちゃダメだよ』と必ず言う女性を知っています。そんなこと言われたら男性はかえってその子を意識しますよね」と。「ああいう女性をウツボカズラ女って言うのだろうなと思います」とウツボカズラ女に関するエピソードを語り、「今、私の周りにウツボカズラ女がいて、狙われてしまったら…。まんまと策にはまり、栄養素として“落ちて”しまうと思います」と弱気な発言を。

 そんな志田さんが最後に「ドラマの中では、格差社会や人が抱える闇などが描かれます。そういう問題に遭遇した未芙由を通し、自分がいるべき場所とは?人の幸せとは何なのか?ということを考えていただけたら」とドラマの見どころをアピール。会見は和やかに終了しました。