愛知県犬山市で勇壮華麗な車山が巡行する犬山祭。
１３輌の車山が城下町に繰り出し、笛や太鼓に合わせて
４０体以上のからくり人形を披露する。
夜は、各車山に365個もの提灯がともされ、
満開の桜並木の城下町を練り歩くさまは豪華絢爛、
まるで錦絵を見るよう。
４００年近く続く祭礼で、国の重要無形民俗文化財に指定され、
４年前ユネスコ無形文化遺産にも登録された。
今年、車山の巡行は中止されたが、
町衆たちは未来に思いを募らせている。
祭りの朝。針綱神社では勅使を招いての例祭が行われた。
紡いできた犬山の伝統。
番組では、過去に出演して頂いた祭人たちを訪ね、その思いを聞く。
私たち日本人にとって、祭りとは何か。
古より伝わる祭りの意味を改めて見つめる。