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『ノンママ白書』クランクインリポート!

 本作の撮影が始まったのは、7月に入ってすぐのこと。スタジオに作られた、鈴木保奈美さん演じる土井たち行きつけのバーのセットで、土井と、菊池桃子さん渡辺真起子さんがそれぞれ演じる大野、葉山の第1話のやりとりが1日がかりで収録されました。

 記者がバーのセットを見て最初に思ったのは、「内装がゴージャス」ということ。店内は広々とした上にリラックスした雰囲気に満ち、シャンデリアなどのインテリアにラグジュアリー感があります。「なるほど、大人の女性にふさわしいのはこういう場所か」と思わず納得した記者でした。

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 現場に現れた鈴木保奈美さん、菊池桃子さん、渡辺真起子さんは3人とも「おはようございます!」と元気な声で挨拶。撮影初日とはいえ、ナチュラルかつリラックスした様子でしたが、渡辺さんは「緊張する」とポツリ。

 さっそくリハーサルが始まると、鈴木さんたちは気心の知れている3人の空気をさっと作ります。聞くと、鈴木さんたちはクランクイン前から何度もリハーサルを行ってきたとか。努力を重ねているからこその、3人の間柄なのですね。

 3人のやりとりを見て監督は、どれくらいのテンションで話を始めるか、どこで会話に動きを持たせるか、それぞれどんなリアクションや表情を見せるかリクエストしていきます。第1話の会話場面と言えば、その後に登場する同様のシーンの"基本"となるだけに、丁寧に作っていくのは当然と言えば当然のことですよね。

 ちなみに、リハーサルでは台本に書かれたセリフを言い終えた後、鈴木さんたちがアドリブで会話を続けていました。リハーサルのたび話す内容が違っていましたが、皆さんのくだけた表情や、「これは役でなく、ご本人の言葉でないか?」と思わせる内容で、記者も興味深く聞いてしまいました(笑)。どんな会話が繰り広げられたのか...。視聴者の皆様にお伝えすることはできませんが、そこは記者の役得ということでお許しください(笑)。

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 この場面には、バーのマスター・誠を演じる三浦祐太朗さんも当然参加。ダークな色のシャツをサラッと着こなし、一見クールでありながら、土井たちに見せる笑顔はどこか子供のような無邪気さが。「こんなマスターがいたら、会いたい一心で通う女子が続出するはず」。そう思わせる、罪作りな"キラースマイル"が魅力的な三浦さんでした。


 その数日後、土井のオフィスの場面がロケにて収録されました。内山理名さんをはじめ、土井の部下を演じる皆さんはこの日がクランクインとなります。

 鈴木さんはバーのときとは違う、キリッとした表情で、まさに"戦闘モード"といった感じ。一方、部下役の皆さんはキビキビと働く様子を演じ、吉沢役の坂本充広さんと三上役の増田修一郎さんは、制作発表会見で小中役の濵田崇裕さんが「聞いていると、こちらまで胸が苦しくなる」という土井への乱暴な言葉をさっそくぶつけていました。

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 この日内山さんは、自身が演じる野村が会社に復帰するため、挨拶にやって来る場面を
撮影。このシーンには野村の子供を演じる赤ちゃんも参加していました。

 記者はこれまで数えきれないほど、赤ちゃんが登場する場面の撮影を見てきましたが、この場面に登場した赤ちゃんは本当に驚きでした。というのも、1度もぐずることがなかったのです。赤ちゃんは、付き添いのお母さんが視界から消えただけで泣くことも珍しくありません。ところが、今回の赤ちゃんはずっとニコニコ顔。その愛らしい表情に内山さんや、山田役の堀田茜さんら女性陣はメロメロでした。

 それだけでありません。増田さんも懸命にあやしていましたが、背が高くりりしい表情の増田さんと赤ちゃんの2ショットにキャストの皆さんやスタッフさんたちから、「赤ちゃんが泣くから止めて!」との声が。撮影が始まってすぐにも関わらず、そんなジョークが飛び出すとても和やかな現場でした。