


独身女性。会社員。バツイチ。ノンママ。
1966年生まれ、1989年に大学卒業し、ジニア広告に入社。
1986年に男女雇用機会均等法が施行され、まだ法律ができたてのホヤホヤで入社したため、女性が男性と肩を並べて働くという現状にすごく苦労した。
しかしテレビではW浅野が主演を務めるドラマが大流行し、女性が仕事に恋にファッションにいきいきと活動する時代を先導していた。「私も頑張ろう!」と勇気をもらい、男女差別に負けずに張り切った。結果…「仕事にしがみつく女」となってしまった。



土井と同じジニア広告の社員(人事部)。未婚。ノンママ。
美人で男にモテる人生を幼い頃から歩んできた。コネ入社でたいした能力もないが、若い頃は美貌を武器に接待要員として活躍した。
危険な恋愛体質で、危ない男に惚れる。金もあり容姿も良く仕事もできる危険な香りのする男……は、決まって年上、しかも既婚者だ。見事に不倫ばかりを繰り返す結果となり、未だに独身。
現在は人事部にいるため、社内の事情通でもある。



フリールポライター。既婚。ノンママ。
サブカルチャー中心に取材や分析をし、幾つもの雑誌連載を持ち、定期的に新書を上梓している、そこそこの売れっ子。
32歳で結婚し、その後も働き続けて現在に至る。1988年頃流行り始めたDINKSの残骸だ。今ではDEWKSがはびこり肩身が狭い。
ハナから母親になる気はなく、夫も同意のもと子づくりはしなかった。
現在は、夫婦の共有財産であるマンションで二人暮らし。



土井や大野の同期だが、男性社会であるため土井よりも常に出世が早く、企画制作部部長を担う。
バツイチ。別れた妻が育てている息子が1人。妻は会社経営をしており経済的に裕福なので、慰謝料も養育費も払わずに済んだ。が、真相は、離婚の原因は妻の浮気であり、むしろ慰謝料をもらいたいぐらい傷ついた。しかしプライドが許さず、そのことは公表していない。
社内での立ち振る舞いは如才ない。上層部からも部下からも信頼されている。
実は過去に土井と男女の関係だったことがある。



新米ワーママ。企画制作部の部員=土井の部下。
初出産で産休・育休を取り、職場に復帰。時短を使いながらも、派手で目立つ仕事をゲットしようと奮闘中。「時短で申し訳ない」と言いながらも、シッカリと会社員としての権利は主張する、いわゆる“モンスターワーママ”だ。
土井は、彼女にもちゃんと働かせてやりたいと思うが、大事な仕事は任せられないのが現状。



土井の部署を管轄する本部長。妻子有り。
本音では“ワーママ”をウザイ存在だと思っているが、表向きは大歓迎の姿勢を見せている上司。もっと本音はノンママもワーママも厄介な存在だと思っている男尊女卑な古い考え方の持ち主。
基本的に土井が何かを相談しても具体的なサジェスチョンは無く、「それを何とかするのがお前の腕の見せ所だ」と煙に巻く。



企画制作部の部員=土井の部下。独身。
何を考えているのかよく分からない存在だったが、ある日「土井のようなキャリアウーマンになりたい」と言ってくれたので、可愛がって育てることに。



企画制作部の部員。独身。
イマドキ男子。目立ったことをするよりも、なるべく平均的社員でいようとする。が、裏では上司たちを分析したりもする。土井にとって味方なんだか敵なんだか、よく分からない存在。



新入社員。バリバリの平成生まれ育ち。ルックスはかなり良く、アッという間にジニア広告のアイドル的存在になった。実はクールに達観しており、悪気はないが思ったことをサラッと口に出す。



経営者から店の運営を任されている雇われマスター。
3人は彼がイケメンなので癒されるという理由で、この店の常連になっている。
寡黙な人物。だが、ごく稀に3人に鋭い突っ込みを入れる。



企画制作部の部員。妻子持ちの男。
明らかに土井を敵視している。女のくせに仕事ができる、気が強い、熱すぎる、という点が気に入らない。さらに、年齢も少ししか違わないということも敵視する理由のひとつ。



企画制作部の部員。妻子持ちの男。
吉沢と同じく明らかに土井を敵視している。仕事よりも家庭やプライベートを優先したいタイプで、仕事最優先の土井に反感を抱いている。