「オンブズ東海」は、第三者の視点から東海テレビの放送やイベント等に対し広く論評し、監視することで、放送倫理の向上、視聴者の皆さまとの信頼関係の構築に寄与することを目的に設置しました。

【オンブズ東海委員(敬称略)】

  • 委員長

    橋本 修三

    橋本法律事務所 弁護士

  • 委員

    臼田 信行

    中部日本ビルディング(株) 代表取締役社長

  • 委員

    安藤 史江

    南山大学経営学部 教授

【オンブズ東海の主な活動】

  • 人権侵害の有無、東海テレビの放送やイベント等に対する論評や点検
  • 制作者が自らの良心に従って番組を制作することの担保
  • 視聴者や制作スタッフ、広告主などへのアンケート調査

活動報告

「オンブズ東海」第57回委員会 概要

<日 時>  2025年12月22日(月) 午後0時55分~午後1時15分

<場 所>  東海テレビ本社

<出席者>  橋本修三委員長 東珠実委員 臼田信行委員

       深川辰巳常務 

<内 容>

 委員会では、12月22日午前に調査委員会から「週刊誌報道」対策本部に提出された「調査報告書」を踏まえ、各委員が意見を述べました。社側からは報告書を受けての所感と今後の対応について報告しました。

 翌23日には、今回の委員会で委員から出た意見、見解が提言としてまとめられ、「週刊誌報道事案の調査報告書を受けての意見」として社側に提出されました。

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2025年12月23日

東海テレビ放送株式会社 御中

オンブズ東海 委員一同

週刊誌報道事案の調査報告書を受けての意見

オンブズ東海は、2011年の「ぴーかんテレビ不適切テロップ問題」を契機として、第三者の視点から東海テレビの番組やイベント等を広く論評・監視し、放送倫理の向上や視聴者との信頼関係の構築に寄与することを目的に、2012年1月に設置された。東海テレビはこの間、コンプライアンス委員会をはじめとする関連会議の開催や、放送人研修会の実施など、コンプライアンス関連の取り組みを継続し、オンブズ東海としても評価してきた。

 しかしながら、11月13日発刊の「週刊新潮」に東海テレビ会長に関する記事が掲載されたことは、これまでの努力が水泡に帰するほどの残念な事態だと認識している。

 12月22日に今回の事案の調査報告書が出されたことを受けて、臨時の委員会を開催し、オンブズ東海としての意見を以下の通りお伝えする。

・セクハラ、パワハラなどのハラスメントは人権問題だということの認識が、どこまであったのかという疑問が残る。会食の場で、相手が嫌がっていなかったとしても、今回の週刊誌報道の写真は問題がある。テレビ局、報道機関は人様のことを書く側であり、場合によっては社会的制裁を与えかねない会社の人たちなので、嫌がっていなかったからといっても、それでは済まない。今回の調査報告書でも、改めて人権問題だという認識を強く持ってほしい、という言葉があっても良かったのではないか。

・報道機関の代表取締役の立場にいる人物の行動として、10年近く前の出来事であっても、経営に関わっている人がこういう問題を起こしたことは不適切。調査報告書では、ハラスメントではないという認定がされているが、東海テレビには「コンプライアンス行動基準」や「ハラスメント防止規程」など様々な規程があり、その趣旨には反する恐れがある。長年にわたってコンプライアンスを重視する姿勢を掲げて、これまで取り組んできたにもかかわらず、代表者の一つの行動が、会社の信用を失わしめている可能性も十分にあり、非常に残念だ。

・調査委員会の事実確認の結果、ハラスメントではないと認定されたが、職責に鑑みて極めて不適切な行動だということを伝えたい。立場のある人の責任をオンブズ東海としても強調しておきたい。今後は、アンケートなどで継続的にハラスメント等をモニタリングし、内部通報窓口に関連する通報や意見があるかもしれないので、きちんと対応してほしい。調査報告書に記載された内容を適正に取り扱ってほしい。

以 上