オンブズ東海
「オンブズ東海」は、第三者の視点から東海テレビの放送やイベント等に対し広く論評し、監視することで、放送倫理の向上、視聴者の皆さまとの信頼関係の構築に寄与することを目的に設置しました。
【オンブズ東海委員(敬称略)】
- 委員長 橋本 修三
- 橋本法律事務所 弁護士
- 委 員 東 珠実
- 椙山女学園大学現代マネジメント学部 教授
- 委 員 臼田 信行
- (株)中日新聞社 常務取締役
【オンブズ東海の主な活動】
- 人権侵害の有無、東海テレビの放送やイベント等に対する論評や点検
- 制作者が自らの良心に従って番組を制作することの担保
- 視聴者や制作スタッフ、広告主などへのアンケート調査
活動報告
「オンブズ東海」第46回委員会 概要
- <日 時>
- 2023年6月12日(月) 午後3時00分~午後4時20分
- <場 所>
- 東海テレビ本社
- <出席者>
- 橋本修三委員長 東珠実委員 臼田信行委員 小島浩資社長 祖父江茂樹常務
委員会では、3月開催の「コンプライアンス委員会」、5月「コンプライアンス責任者会議」、「2022年度第2回放送人研修会」の実施報告、11月~2月にかけ実施したリスク調査の結果について、新型コロナウイルス感染症対策、CSR・SDGsの取り組み、東北支援の取り組みなどについて会社側から報告し、委員との意見交換を行いました。
議事の概要は以下の通りです。
会社側からの主な報告
3月の「第24回コンプライアンス委員会」について
- 飲酒機会が増えることによるトラブルに関する注意喚起。
- 東海テレビ放送基準の改正について報告。
- インボイス制度に関する注意点の説明。
5月の「第39回コンプライアンス責任者会議」について
- 各部からインスタグラムのなりすましアカウント発生の報告と今後の対策について説明。
- 「ソーシャルメディア利用ガイドライン」の改訂について報告。
「2022年度第2回放送人研修会」について
- 「私たち東海テレビが実践するSDGs」をテーマに、3月に実施したことを報告。
業務リスク調査について
- 11月~2月にかけ実施し、329のリスクを把握し、レベル別に9段階、措置で4つに分類。結果を3月に所属長が検索できるシステムとしてアップロードしたことを報告。
新型コロナウイルス感染症対策(続報)について
- 5月8日より2類から5類に引き下げられたことにより、社としての対応を見直したこと、最終的な社、およびグループ会社の罹患者数について報告。
「放送倫理を考える日」関連行事の実施について
- 7月を「放送倫理を考える月間」とし、各部での話し合いを実施すること、8月4日に予定している年間報告書の発行と「放送倫理を考える全社集会」について報告。
CSR・SDGsの取り組みについて
- 2月下旬以降の活動内容と、「東海テレビの存在意義、存在価値を再構築する上で、CSR、SDGs活動は重要である」という認識の元、取り組んでいることを報告。
委員からの主な意見
委員からは以下の意見が出されました。
- 「インボイス制度」へは慎重に対応してほしい。
- なりすましアカウントへの対応が適切に行えていたと思う。
- 「放送人研修会」では、従業員が具体的な取り組みを話したことでSDGsが「特別なことではない」ということがうまく伝わっていた。
- SDGs活動は単純な節約ばかりでなく、想像力を掻き立てる、知恵を出すという点でも意味があるように感じる。
- 研修会に参加し、SDGsは「積み重ねが大事。背伸びをしない」という姿勢が重要だと感じた。
- リスク調査の結果は、全社で共有できるようにしてはどうか。
- 「放送倫理を考える全社集会」で若い世代の意見を聞くというのは良い試み。今後、『ぴーかん問題』に社としてどう向き合っていくか、検討する上でも考え方を共有するのは大切。
- CSR、SDGs活動は様々な角度から、本当に熱心に取り組んでいる。
- 地域の子供たちを抽選でクラシックコンサートに招待する「イッチーみらいシート」の活動のように、子供たちが芸術に触れる機会を提供しているのは、とても素晴らしい。
第47回委員会は2023年9月に開催を予定しています。