東海テレビ制作のドラマといえば、半世紀以上にわたって全国放送されていた「昼の帯ドラマ」。
唯一無二の存在感を放っていた、そのドラマづくりのDNAを
土曜夜の本格派ドラマシリーズとして受け継ぐ「土ドラ」の裏側に密着しました。
愛と情熱と誇り、そこには関わるメンバーたちそれぞれのドラマがありました。
what’s
DODORA
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DODORA
毎週土曜日、23時40分~翌0時35に放送されているドラマシリーズ。東海テレビ唯一の全国ネットのレギュラー枠であり、ミステリー、サスペンス、コメディ、ラブストーリーなど、多彩なジャンルの「人間ドラマ」をお届けしています。
プロジェクトメンバー
MEMBER
プロジェクトメンバー
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土ドラを届けるまで


- EPISODE.01
- プロデューサー
「自分視聴率100%」を作り続けられるか?
現代人が1日で入手する情報量は、江戸時代なら1年分、平安時代なら一生分にあたると言われている。それほど多忙な現代人にとって、土ドラの視聴に当てる「1時間」はとても貴重だ。プロデューサーのMは、その貴重な時間を視聴者から預かる以上、土ドラでしか届けられないメッセージを込めるべきだと力説する。Mが初めてドラマに関わったのは、入社4年目の夏。当時、昼ドラを担当していたすべての先輩の下でアシスタントプロデューサーを務め、先輩たちの仕事ぶりから昼ドラのDNAを自然と継承していった。その後、プロデューサーとして、昼ドラや土ドラを十数年にわたって制作してきたMは、自分の役割を「企画はもちろんドラマの一部始終において責任を負うこと」だと語る。責任を負うがゆえに、結果として視聴率が伴わない場合は、全世界から否定されたように感じる、とも。それでもプレッシャーに打ち勝ち、自分の感覚に正直かつ冷静に、土ドラの一番のファンとして向き合わなければならない。作り手としてもファンとしても満足のいく、「自分視聴率100%」の作品を作り続けられるかどうかが、プロデューサーに最も必要な資質なのだから。


- EPISODE.02
- 営業
スポンサーのニーズ、課題を的確にキャッチ
土ドラチームの1人であり、チームの屋台骨ともいえるドラマ制作費の確保に貢献しているのが営業のTだ。CM枠のセールスを担当するTには、ある程度、ドラマの企画が進んだ状態で情報が共有される。ドラマの世界観やターゲット層と、スポンサーの抱える課題との親和性を探っていくのがTの営業スタイル。時には、上司や他部署と連携しドラマ本編と連動したオリジナルCMやイベントの企画を提案することもある。「足繁く通って、自分なりの提案を続けていたスポンサーから評価され、大口購入していただいた経験が今も印象に残っている」と話すT。あまたある番組や提案があるなかで、自分の提案に価値を感じてもらい、選んでくれたことに感激したという。日々の営業活動において信頼関係を築き、ビジネスの関係を超えた「仲間」になれば本音が分かる。最適な提案、CMを通じた課題解決には本音が最も重要なのだ。そんなTは、仕事で大切なのは「愛」だと恥ずかしげもなく口にする。愛があれば、仕事に情熱が生まれ、情熱があれば毎日がドラマティックになる。そのスパイラルが、土ドラの価値をさらに高めていく。


- EPISODE.03
- 編成
土ドラの伝道師として、その魅力を伝える
「編成」がどんな仕事をしているのか、すぐにイメージできる人は少ないかもしれない。編成部は、どの番組をどのタイミングで放送するかを決定したり、番組の告知や視聴率の分析をしたり、「テレビ局の司令塔」と例えられる重要なセクションだ。そのなかで独特な役割を担っているのが、東京編成部に所属するS。土ドラの広報宣伝を担当するSは、東京をベースにフットワーク軽く動き回り、土ドラの認知度と視聴意欲のアップを図っている。一口に広報宣伝といっても、制作発表からポスターの製作、告知を伴う番組出演「番宣」のコーディネート、新聞・雑誌・WEB媒体の取材対応、SNSとの連動企画立案まで、その業務は非常に幅広い。大切なのは、ドラマの世界観を理解すること。役者の存在も、世界観を確立する重要なファクターだ。世界観から宣伝ポイントを広げ、いかに多くの人にコンタクトするか。企画から配信まで、すべてのプロセスに関わるSは、世の中の興味関心と土ドラの魅力をマッチングする、斬新なアプローチ方法をいつも探している。


- EPISODE.04
- プロデューサー
チームプレーだからこそ、ブレないことが大事
1つのドラマには、監督を中心とした演出部、撮影をスムーズに進める制作部、カメラや音声、照明を担当する技術部、セットの装飾や衣装、メイクを担当する美術部、ロケバスの運行管理をする車両部のほか、編集チーム、音楽チーム、出演者やマネージャーなど、少なく見積もっても100人以上が関わる。そんなドラマの撮影をMは航海に例える。台本は航路を示した海図。その海図をもとに、監督という名の船長が舵を取る船で、目的地に向かって出航する。監督によっては、嵐のような難しい演出に挑んでみたり、寄り道して予定外の航路を進んだりすることもある。役者やスタッフのアイデアによって海図とは全く違う方角に向かうが、それがむしろ面白さを増すことだってある。しかし、面白そうだと進んだ航路が実は暗礁に向かってしまっていることもある。そんな時、プロデューサーは羅針盤のような存在でなければならない。常に北を向くコンパスのように、物語の軸をブレずに指し示すことで、例えどんな航路を取ろうと必ず目的地に着くことができるのだ。逆に言えば、羅針盤がブレてしまえば、スタッフを混乱させることになってしまう。ブレることなく、常に同じ方向を向き続けるだけなのだが、才能豊かなスタッフに囲まれた現場では、それが本当に難しいとMは笑う。


- EPISODE.05
- コンテンツ
エッジを効かせて、世界規模で戦っていく
配信事業に携わるGは、営業とは違う形でマネタイズを意識している。今や、地上波放送だけでなく、配信で収益を得るのは当たり前。コンテンツ過多の現代において、多くの人に“気になってもらう”ためにはどうしたらいいか、日々考えていると言う。担当しているTverのサムネイル一つとっても、制作スタッフや編成のSに相談し、世界観が一目で伝わるようにこだわり抜いて作る。FODとの共同制作作品に携わったときには、FODスタッフと密にやりとりをして、SNS展開をはじめ配信視聴に繋げるさまざまな施策を考えた。他社のノウハウを学ぶ機会を得られるのは、社内外の関係者と連携することが多い東京コンテンツ事業部ならではの魅力。アメリカ、韓国、台湾、タイをはじめとした海外プラットフォームへの販売でも、情報交換をして、その国の文化や流行に合わせた戦略を練るのだ。昨日バズったことが今日は見向きもされない、予測がつかないなかで狙いを定めるのは確かに難しい。けれどそこには、トレンドを追う楽しさ、ライバルと戦う楽しさがあるとGは語る。配信による世界規模のファン作りでは、土ドラの独自性がアドバンテージになる。
DREAM
最古で最新、
究極のコンテンツは「人間」
昼ドラも土ドラも、予算や人員が決して潤沢ではない中、何ができるかを必死に考えてきた。たどり着いたのは「人間の深掘り」。時には追いつめられた人間の荒唐無稽な行動が描かれるが、その根底には喜び、悲しみ、憎しみ、妬み、愛があり、それが「東海テレビのドラマ」のカラーを生み出してきた。一番大切な資質は「人間を好きでい続けること」。世界には80億人の人々が存在する。その一人一人にドラマがあると考えれば、ドラマはもっと面白くなる可能性を秘めている。ここからどんなドラマが生まれるのか、楽しみに待ちたい。










