名古屋に本社を置く「名鉄観光サービス」は、新型コロナ対策の雇用調整助成金およそ250万円を不正に受給していたと発表しました。

 名鉄観光サービスによりますと、実際には出勤した従業員を休業させたとするなど虚偽の申請を繰り返し、2020年4月からおよそ2年間にわたり、国の雇用調整助成金247万円余りを不正に受給していました。

 会社側は2023年5月、愛知労働局から指摘を受け、社内調査を進めた結果、中部地方の1つの支店で、従業員6人計144件分の不正受給が判明したということです。

 名鉄観光サービスは、期間中に全社でおよそ23億円の雇用調整助成金を受給していて、今後他の支店などでも不正がなかったか調査し、返還に応じたいとしています。

【動画で見る】虚偽の申請繰り返す…名鉄観光サービスがコロナ対策の助成金約250万円不正受給 出勤した従業員を「休業」